
MDプリンタがなくても白デカールが作れる!!
オリジナルホワイトデカール製作法『F式WD』
〜導入編〜
前置き抜きで、早速、必要な道具の説明から入りましょう。
◎必要なもの
以下にあげる物が、『F式WD』に必要な道具、素材一式です。これらを新規にそろえるとなると結構きついですが、じつはそれでもMDプリンタの定価より安くついたりします。と言うか、使う道具は、全て『F式』で使ってるのと一緒だったりします(笑)。
- パソコンとソフトウェア
…まあ、これが無いと始まりません(笑)。ソフトウェアについては、”デカールの作成”なので、普通のグラフィックソフトの使用を推奨…と来るところですが、1色のベタデータならCADでもOKです。まあ、『F式』と一緒ですね。文字だけなら、ExcelやWardもOKです。
- レーザープリンタ
『F式』同様、『F式WD』でも重要な機材で、これが無いとデカールが作れません。
Ver.1.0ではモノクロレーザープリンタ(キヤノンのLBP-250。旧いモデルです)を使っていて、価格の面からも(モノクロレーザー自体が安価)こちらの使用を推奨していましたが、Ver.2.0からは、NECの”MultiWriter
5750C”と言うカラーレーザープリンタを推奨とします。何故かというと、このプリンタ、実売価格で\20000を切っているからです(参照)。まあ、いっかな安いと言ってみても、正直”高い買い物”ですが(おまけに場所も取る(笑))、購入時に付属してくるトナーでも、相当な枚数が刷れると思います(A4サイズで約800枚)。因みに、この機種は替えのトナーも、レーザープリンタとしては非常に安いです。それにレーザープリンタでのデカール作成は、インクジェットと違って、製作の手間も制約もありません。その煩わしさを考えても、インクジェットプリンタ並みの値段で買えるカラーレーザーと言うのは非常に魅力的。たとえデカール用途に限定したとしても、安い買い物ではないと思います。私は値段を見て速攻衝動買いしました(笑)。
- ラミネーター
後で説明する素材を加工・箔押しするときに使用します。デカールの作成においても、やはり均一に熱と圧力をかけられる機械を使うのが一番です。『F式』同様、温度調整が可能なモデルを推奨します。また、『F式』もそうですが、この『F式WD』でも、ラミネーター本来の用途から逸脱した使い方をするため、実行は各自の責任でお願いいたします。ちなみに、アイロンも使用可能ですが、手作業でやることになるので、成功率がいささか低下します(なので非推奨とします)。
「これらを新規にそろえるとなると結構きつい」とは言っても、『F式』と比べて、必要な機材はこんなものです。MD-5500が税込み\52290(しかもまともに買うと割り引き無し)、『F式WD』だと、レーザープリンタで推奨モデルだと\20000切る値段、ラミネータが\4000〜5000(私の持っているのは\4980)。消耗品であるサプライ&素材の値段を抜きにしても、F式WDは結構安くつく方式だったりします(だと思います(笑))。まあ、『F式WD』は手作業で行うメソッド故、出来上がるモノの精度は「それなり」になってしまうのですが…。まあ、それはさておき、既に『F式』を導入しているのならば、それに使っている機材がそのまま使えるので、『F式WD』の導入もすんなり行えるでしょう。
道具に続いて、必要なマテリアルを以下に説明します。
- スタンピングリーフ
これが『F式WD』に欠かせない最重要マテリアルです。そして、まさにこれが在ったがために『F式WD』が成立したのです。ちなみに、8年前も同じものを使って試行錯誤してました。
…で、これは何かと言いますと、「レーザープリンタで印刷、コピーした図案(=印刷物のトナー部分)に、熱を加えて箔を貼り付ける(箔押しする)」と言うマテリアルです。このスタンピングリーフは、吉田金糸店と言うところで取り扱っています。
◎吉田金糸店HP → http://www.yoshida-leaf.com/
これが白デカールの図案に化ける、と言うワケです。まだ白以外は試していませんが、スタンピングリーフには基金、銀、ホログラムなどのバリエーションがあるので、アイディア次第では、市販デカールはおろかMDプリンタにも出来ないホログラムデカールの作成も可能です。
- 紙
これも結構重要です。製作編で詳しく説明しますが、デカールにしたい図案を、一旦これに白黒反転してスタンピングリーフを転写して欲しい図案を抜いて、それをデカールに転写すれば、白デカールの完成と相成るわけです。デカールの仕上がりの精度に関わる要の素材となります。前バージョンでは「トナーが乗るなら何でもいい」なんて事書いてましたが、Ver.2.0からは、インクジェットプリンタ用の写真用光沢紙(※薄手のもの)を推奨とします。写真は私が使っている、バッファローコクヨサプライの写真用光沢紙で、厚さ0.15mmの光沢紙です。
- アルコール系マーカーの溶剤
最近では模型用途でもフィニッシュワークで使われるようになった”コピックマーカー”等の溶剤(コピックでは”カラーレスブレンダ”と称しているもの)のことです。これも基本的は必須と言うわけではありませんが、デカールを歩留まり良く作りたい時や、細かい文字(1mmくらいまでの高さ)、細い線(0.2mmくらいの細さ)のデカールを作るときには必須となります。使い方は製作編にて。
- クリアデカール(&デカールベーススプレー)
まあ、これも欠かせないアイテムです(笑)。スタンピングリーフで抜いた図版を転写して、デカールを作成します。
一応、ここでの一番の推奨は、ハイキューパーツの『クリアデカールSG』です(参照:http://www.hiqparts.com/product/373)。今現在、何の下処理を必要とせずにスタンピングリーフを転写できるのはこのクリアデカールだけです。他社デカールはそのままでは転写出来ませんが、ケイトレーディングの『デカールベーススプレー』を吹き付けてからだと転写可能です。
これらも、基本的に、一つたりとも欠かすことが出来ません。唯一、スタンピングリーフの手配が面倒ですが、まあ、それも通販の手間、というだけです。
次からは、いよいよ作成に入ります。
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